この火打池は、私と大さんが自由気ままに、趣味で整備をしているため池です。
昨年(2018年)に(財)山の暮らし再生機構様から資材費を出していただいて、
池の周りを歩けるような木道を作り、
増えすぎる池の水草を除去できるようにイカダを作り、
池を上から見られ眺められるようにと観察用テラスを作ったりしました。
大さんは、この集落出身の方なのでだいたい過去の経緯をご存知なのですが、
それでも忘れていたり、知らないこともあったりします。
【 謎 】
・なんで池の周りにこんなに水が貯まる?
ー雪解け後はもちろん、大雨のあとも決まって池の周りにはたくさんの水たまり
しかもそこには大量のメダカが。
鳥や狸の餌になっていいのかもしれないけど、なんかちょっとね。
・この池の水は下から湧いているだけなの?
ー大雨の後の水の増え方が極端すぎるでしょ。
昨年は整備でいっぱいいっぱいだったので、今年はじっくり周りを見たりしながら、謎を究明しよう。
池の周りをよく見ると
所々、池の淵が低くなっているところがあります。溝があるのです。
A、B、Cが溝の位置なのですが、AとBは隣が田んぼ跡だったので気づいていました。
今回改めて気づいたのはC。なぜここに?
ここはもともと周囲が田んぼだったそうです。どのぐらい前のことかはわかりませんが。
こんな感じで
なるほど、周囲がすべて田んぼだとしたら、Cの溝があるのもうなずけます。
しかし、では、なぜ、Cの対岸には溝がないのか。どこから水を引いていたのか。
気になったので、奥の草木を刈払い、かき分けながらて行ってみると水路跡らしきものが・・。
葦や草が茂っていて水は見えませんが、多分水路跡。
ここで改めて大さんに聞いてみると
「ここ〇〇さんがユンボで奥の沢の方から掘ったんだわ」
なるほど、今は水が見えないけど、雪解け水は間違いなくここから流れてきて、もと田んぼに広がっているんですね。
決めた。
今年は奥の水路からの水が流れるような水路を作ろう。
Cの溝は土嚢を置いて池の水が流れ出るのを防ごう。
これで少しは足元の悪さが解消されるはず。
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