元気いっぱいのお客様

火打池では、事前予約制で少人数単位の自然観察や昆虫採集、池遊びの受け入れをしています。
8月1日には、元気いっぱい4人の兄弟姉妹がお母さんと遊びに来てくれました。

お客様より少し早く池につき、道具を出し終わって改めて池を見てびっくり!
池の水位がいつもより50cmぐらい低くなっていました。


このところ、夏日続きだったので田んぼに水を入れたのでしょう、大きな池ではないので、水が減って当然。
しかし、これでは池の生きものの観察がしにくくて、お客様も欲求不満になってしまいます。
仕方ありません、観察道具の選択肢に「胴付き長靴」と「筏」を追加することにしました。さて、どうなることでしょう?

真っ先に車から降りてきたのは、中学二年生の長男君。背格好は私と同じぐらい。
胴付き長靴を履いての観察を提案したところ満面の笑みで受けてくれました。胴付き長靴で池を歩き回る写真を撮っていなかったことが悔やまれます!
すぐにミズカマキリやヤゴを捕まえて、お母さんに報告してました。

長男君に対してちょっと小柄な中学一年生の次男君(中1)には、筏を提案。水位が下がっているため、いつもより低い位置にある筏にさっさと乗り込み、漕ぎ出そうとしたところに次女ちゃん(小3)が「私も!」と登場。
ドラム缶(100リットル)4本にタイヤ2本つけているだけあって、二人が乗ってもびくともしませんでした。

子どもたちが筏に乗ったり降りたり、乗組員が入れ替わったりと目まぐるしく動き回っている間、お母さんと長女さんはのんびりおしゃべりしながら自然観察。

もちろん、「火打池に来たい」というだけあって、しっかり観察もしていました。
長男君の関心の的となったのは、胴付き長靴の表面にくっついてくる「ヒル」
池にいるのはチスイビルだと思うのですが、モツゴやタニシ、カエルなどがたくさんいるせいか、掌に載せても丸まるだけで血を吸う気配がないのです。
手のひらや腕、あちこちに置いてみたのですが「血を吸わせてみたい」という長男君の願いは叶わずでした。
そして、池の隣の田んぼ跡地には別の種類のヒルがいることを発見。薄い茶色で平べったいイシビルの仲間でしょうか?チスイビルのように伸び縮が激しくありません。
管理人はヒルには興味が全くなく(というか嫌い)、長男君の指摘で初めて気づきました。(笑)

池と隣の田んぼ跡地で、マツモムシ、コオイムシ、ゲンゴロウの仲間の幼虫、ちっちゃいゲンゴロウ、トンボのヤゴいろいろ、などなど見つけることができました。

トレイのやや右側にいるのはマツモムシ。背泳ぎが得意!

しばらくすると長男君、何を思ったのかサンダルを脱ぎ、田んぼ跡の泥をこね、草を混ぜ・・・土壁?日干し煉瓦?作り。
続いて、手足に泥パック!「俺はそこまでやらね~」と次男君

ここまで思いっきり遊んでくれると、火打池も捨てたもんじゃないなと管理人としてとっても嬉しい!
あぁ、でもお母さんはきっと・・・。

今日は午後から用事があったので、池遊びは午前中で終了。
ということで、泥パックや長靴、サンダルについた泥は観察台の上で池の水をジャバジャバかけて落として、と思ったらお兄ちゃんに手ですくって水をかける子が・・・・。
あ、せっかく流したのにまた裸足で・・・
もう楽しくってしょうがない!って感じでした。

1時間も遊べば飽きてしまうかと思っていたのですが、自分たちだけで自由に遊べるのがよかったのか、まだまだ遊び足りない雰囲気でした。

お母さんからは「(子供たちが)元気なので、気楽な空間が助かりました」とコメントいただきました。誰にも気兼ねしなくていい、そういう空間は今時ちょっと貴重なのかもしれませんね。

元気すぎる子供を持て余し気味のお父さん、お母さん、よかったら火打池に遊びに来て下さい。

【火打池のご利用について】
※火打池はだれでも自由に出入りできます。
※たも網、筏、胴付き長靴の利用は事前に、ガイドのご予約をいただいた方のみになります。
※ガイドをご利用になる場合、一家族当たり、1,000円の協力金をお願いしています。
※帽子、飲み物、着替え、長靴、虫よけ、虫刺され薬など屋外での活動に必要と思われるものはご準備ください。
※火打池の周辺には、トイレ、水道がありません。最寄りはおぐに森林公園になります。
※ガイドは一人しかいませんので、ご希望の日時に対応できないこともありますので、ご了承ください。
※火打池のご利用は自己責任でお願いします。

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