景色が変わったら

先月、火打池の前の県道改良工事のため、道路沿いの杉の木が伐採されたことは以前にも書きました。
そう、これです。左が伐採前、右が伐採後。木の高さは20mぐらいあったかな。

その時は、景色が変わったなぁ、ぐらいにしか思っていなかったのですが
去年の同じ時期の池の写真を見比べてびっくり!左は2022年7月7日、右が2023年7月6日

何が違うかわかりますか?
そうです、池の手前に広がっている水草(ジュンサイ)の量が全く違うのです。
下の写真は左が2022年7月28日、梅雨明けしたあとだったと思います。右が2023年7月6日

ちなみに黄緑の葉っぱはジュンサイ、手前にある茶色がかっているのがヒルムシロです。ヒルムシロはジュンサイより浅瀬が好きなのか・・・。

県道から階段を降りて、木道の始まるあたりにはあまり水草がなく、池の中を覗く絶好の観察スポットだったのに、いくらなんでもこれは繁茂しすぎです!

先日池に行ったときには、
「3週間ぶりだからかな、ずいぶんジュンサイが増えたなぁ、しかも黄色くなってるし。がんばって刈らないと」
なんて思っていましたが、どうやら「さぼったから」というわけではなさそうです。

今日、この池を始めたころからたまに立ち寄ってくれるおじさんと「杉の木がなくなって日当たり良くなったなぁ」なんて話をしていてふと思い、昨年の写真と見比べてみたところ・・・その差が歴然!水草大繁殖の原因は、多分県道沿いの杉の木の伐採です。

あの大きな杉の木がなくなったので、日がサンサンと池の手前側に当たるようになってしまったようです。逆に言えば、今まで、この池は日当たりが今一つで、水草もちょっと遠慮していたんでしょう。

池の横の田んぼ跡地のセリらしきものが異常に繁茂しているのも納得がいきます。
これから毎年、池の水草刈りが大変になりそうです!

定点観測っておもしろい!道路沿いの杉の木を切っただけでこんなに池の様子が変わるとは想像していませんでした。モニタリングって大切。

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