ショウジョウバカマ
道路から見て池の右側の田んぼ跡地の奥の斜面の林の中に見られます。
多年性の植物なので、地面に放射状に広がる葉は一年中みられるような気がします。
一般には山地の湿った谷沿いの斜面や森林に、と書かれていますが、森林の中でもあまり平らな場所でこの花を見たことはなく、私の中では斜面に咲く花としての印象が強いです。
葉から1本だけ花茎が伸び花をつけます。ここではピンク色ですが、紫色、白色、黄色といろんな色があります。
「ショウジョウバカマ」という名前を初めて聞いたときに「僧正袴」と漢字を連想してしまい、坊さんは着物でしょ、と不思議に思った記憶があります。
正しくは「猩々袴」で、花を猩々(中国の伝説上の動物で、酒を好み、赤い顔をしている猿のようなもの)の顔に、下部の葉を袴に見立てたとのこと。猩々と袴ということのようで、袴をはいた猩々がいるわけではないようです。