コブヤハズカミキリ

コブヤハズカミキリ

カミキリムシ科

 この長い触角はカミキリムシに違いない、と思ったのですが自分ではなかなか見当がつかず、FBでお友達にご意見を求めたところコブヤハズカミキリではないかと。
 「どうやって調べたの?」「googleレンズ。植物は難しいけど昆虫はいいところまで行く!」これからはまずgoogleレンズに聞くことにします。

 コブヤハズカミキリ・・・なんだか覚えにくい名前だなぁ、と思って由来を調べてみました。 「コブ」は私も分かりました。翅の上の方にある丸い二つの黒ポチのことのようです。
「ヤハズ」は「矢筈」と書くそうで矢を弦にかける部分のこと。
上の写真をズームアップしてみると翅の先端がそれぞれ尖っていて二股になっているのが分かります。これが「矢筈」のように見えるから。

 カミキリムシの仲間なのですが、実は翅が退化してしまって飛べないそうです。
 なぜ退化したのでしょう?飛べた方が逃げるときに有利だと思うのですが、飛ぶ必要がなかったということでしょうか。敵に襲われたときに簡単に食べられないよう(美味しくないように?)に背中はとても固いのだそうです。
 雪の多い地域では春先に越冬個体が地面を歩き回っていることが多いそうなので、今度会ったら背中の固さを確認してみます。