だからやめられない!

そろそろ8月も終わり、ヒシの花(ポツポツと見える白い小さいの)の季節になってきました。
火打池の整備作業をするにはちょうど良い曇り空。
「今日は池に入ってヒシの除去作業だ!」と思っていたところ、大さんがすでにヒシを除去してしまった後でした。
なので、今回は池の縁に繁茂している”もじゃもじゃドロドロ”を除去することにしました。

 この”もじゃもじゃ”の正体は、アオミドロに絡まれたフラスコモやイヌタヌキモ。どちらも近年、数を減らしつつある水草類なのですが農薬が入らず日当たりがよければ増えてしまうので、火打池では除去作業の該当種です。このような藻類は実はメダカや水生昆虫のアパートのようになっています。

「水生昆虫を捕まえよう!」というときは、昆虫を見つけてから網を入れるか、また、泥や藻を掬っても網の中で昆虫を探し、泥や藻は池に戻すので実はちょっと見つけにくかったりします。しかしこれはあくまでも”水草類の除去”が目的なので、できるだけたくさん藻や泥を掬い、陸上にひっくり返します。
 そうするとマツモムシ、タニシ、シマビル、オオコオイムシ、メダカ、モツゴ、ミズムシの仲間、ゲンゴロウの仲間、ミズカマキリ、各種ヤゴ・・・etc いろいろ入って来ることがあるんです。もちろん「ヒルしかいない」なんてことの方が多いですが。

 今回はゲンゴロウの仲間のアパートを掬ってしまったようで、たくさんのゲンゴロウとふれあうことができました。ちょっと楽しすぎて、興奮しすぎて写真がほとんどありませんでした・・・。

 しかし、この水草除去作業、実は大きな問題があります。
 掬った藻の中にいるメダカ、モツゴ、タニシ、ヤゴの救出作業です。甲虫類は飛べるので放っておいても脱出できる(と思う)のですが、メダカやタニシは池に戻してあげないといけないので、これが結構時間がかかるのです。そして恐らく、救出漏れも結構あるのではないかと。

 本当は、二人一組で掬う人、生き物を救出する人でやったほうがいいのでしょうけれど・・・。

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