ジュンサイを抜く2

おもしろくも何ともありませんが、先週に引き続きただただジュンサイを抜いています。

作業前
作業後

 なぜこんなに必死になってジュンサイを抜いているのかといえば
①ジュンサイが増えすぎ…池の周囲から池の中がのぞけない。
②これから水温も下がるので、池に腕まで入れての作業は厳しくなる…今のうちに
③冬になる前にジュンサイは枯れ、全て池の底に沈む…分解しきれない大量の有機物はヘドロ化する
④冬に茎や葉は枯れても、根っこが残っているので来年は今年以上にジュンサイが広がる。

 ということで、火打池が観察しやすいビオトープであり続けるために、何としてもこのジュンサイの増殖を止めなければならないと思うのです。(誰に頼まれたわけでもないのですが)
 下の写真は8月6日、夏の盛りのころのもの。これでは思うように池の中がのぞけないですよね。

 「でも、池の中の生きものにとっては、ジュンサイがあった方がいいのでは?」と思う方もいるかも知れません。確かに、ジュンサイをはじめ水草は池の水面を覆いたくさんの 日陰=隠れ場所 を作ってくれますが、
 日陰が増える→ 植物プランクトンが減る→ 動物プランクトンが減る→ 水生昆虫やメダカが減る といった循環がおこってきます。増えすぎはよくありません。

 では、なぜここまでジュンサイが増えるのを放置したのか? といえば、
 実は、整備を始めたころ、ジュンサイはこの池には見られなかったのです。
 ジュンサイどころか、池の縁がどこかもよくわからず、池の表面はミツガシワ&イネ科植物からなる浮島とヒシが覆っていました。(ちょっとはあったのかもしれませんが、私には見つけられませんでした。)

池の縁はイネ科植物が占領してました。
水面にはヒシが広がってました。

 この状態から浮島を減らし、ヒシを除去し、少しずつ整備してきたところ、2年目ぐらいにジュンサイがぽつんと出てきたのです。

 その時に「お、ジュンサイだ、大切にしよう!(食べられるし)」なんて思ってしまったのです。

 はじめ1,2年は少しずつしか増えなかったのですが、池の前の県道の改修工事に伴い、道路沿いにあった大きな杉の木が数本伐採され、日当たりがよくなったとたん爆発的にジュンサイが増えてしまったのです。
 もちろんジュンサイだけではなく、ヒシやヒルムシロも増えました。しかし、ヒシは手繰れば取れる、ヒルムシロは浅い所にしか生えないので池に入って抜くことができる。
 しかし、ジュンサイは、比較的深いところからでも生えてくるんです。しかも、根こで増えるので茎や葉をむしり取っても翌年には、前年より広い範囲にジュンサイが生えてくるのです。

 どうしたものかと思っていた時に、以前のこのブログでも紹介した「フトヒルムシロ」の残骸(枯れて腐った葉や茎)を回収作業をしたところ、ジュンサイもうまくやれば根っこから抜けるものもある、ということに気づいたのです。せっかく気づいたので、少しでも症状か軽いうちにということで、せっせとジュンサイの除去作業をしているのでした。

 最初は「ジュンサイだ!大切にしよう!」と思っていたのですが、今では「勘弁して」と必死に抜いているわけで、自然は、なかなか思いどおりにはなりません。来年は、増える前にこまめに抜くことにします。
……できるかな。