エンレイソウ

エンレイソウ

シュロソウ科エンレイソウ属

 広がる3枚の葉の上に茶色っぽい1輪の花。特徴のある花です。
 道路から見て池の右側の田んぼ跡地の奥の斜面の林の中に見られ、写真は4月中旬のものです。
 一般的に落葉樹林のやや湿ったところに見られる花です。

 ところで、先に3枚の葉の上に茶色っぽい花、と書きましたが、この茶色いものは花弁ではなく萼だそうです。葉も3枚、萼も3枚と覚えやすいですね。

 エンレイソウは「延齢草」と書くそうで、花が咲くまでに10年もかかるとされ、寿命の長さを名前の由来とする説もあるそうです。大切にしたい花ですね。 

民間療法や漢方薬として、根茎を胃腸病や食あたりなどに使うそうですが、全草(特に根と茎)にサポニン等の有毒成分を含んでいるので、実が美味しいという説もありますが、食べるのは危険だそうですのでお気を付けください。

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